「たちあがる女」この先も、子供たちが安心して暮らせる土地を残すために。女は戦う!
今日は「たちあがる女」の試写会に行ってきた。
子供たちが安心して暮らせる土地を残すために
アイスランドの田舎町に暮らすハットラは、地元に中国系の工場ができて、温暖化することを不安に思い、撤退することを願って、その工場につながる送電線を切り続ける。
ちょうどその頃、ハットラの念願だった養子縁組が決まり、将来、子供たちが暮らす土地が温暖化していくことをマスマス不安に思う。
なぜ、ハットラはそれほどまでに温暖化を心配するのか。
アイスランドは国土の10%を氷河に覆われており、温暖化が進めば、氷河が溶けて、美しい景色は失われ、多くの土地が水に覆われてしまうからだ。
それは、アイスランドだけで起きていることではない。
日本でも、黄砂に乗ってやってくるPM2.5による健康被害が心配されている。
かといって、そのことについて誰も具体的な策を練ろうとしない。
だから、ハットラは立ち上がり、政府や企業に立ち向かっていくのだ。
この映画の中では、ウクライナが大きな意味を持って登場する。
なぜ、ウクライナなのか。
ウクライナは冷戦時代に工業化が進み、チェルノブイリ原発事故が起きた国なのである。
もしも、アイスランドで工業化が進み、温暖化が進行したら、やがてウクライナのようになるだろう…という作品なのだ。
工業化して、便利になって、生活が豊かになっても、その土地に住めなければ意味がない…。
そんなことを思った映画だった。
この映画を観たジョディ・フォスターは感動して、ハリウッドでのリメイク権を買ったという。
アメリカを舞台にして、ジョディ・フォスターがトランプに立ち向かっていく。
そんな姿を私は観たい。
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「 #たちあがる女 」試写
— toe@とにかく映画が好きなんです (@pharmacy_toe) 2019年3月4日
美しいアイスランドの田舎町に工場が乱立し、温暖化が進んだら、子供たちの未来はどうなるのか…
何とかしなきゃと立ち上がったハットラに共感した!
これはアイスランドだけでなく世界で起きている問題で、日本も例外ではないと思ったhttps://t.co/Y2XfLxG4uz@FansVoiceJP pic.twitter.com/G8lwRtNdOw
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