「X-MEN ファイナル・ディシジョン」観た。ファイナルに向けて重要で、欠かせない作品
「X-MEN ファイナル・ディシジョン」を観た。
今も昔も「X-MEN」のカギを握るのは ジーン・グレイ と フェニックス
6月に公開される「X-MEN ダーク・フェニックス」に向けて、このところ、過去作を見直している。
久々に観てみると、10年以上も前に観た作品なので、いろいろと忘れているところもあって、やっぱり見直して良かったなぁと思う。
その中でも、この「X-MEN ファイナル・ディシジョン」は観て良かったなと思った。
前作「X-MEN2」で最後に死んだはずのジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)が実は生きていた!
というところから、スタートする。
しかし、その生きていたジーンは、かつての優しいジーンとは違い、攻撃的で誰も勝てないパワーの持ち主だった。
それがジーンのダークサイド「フェニックス」であり、6月に公開されるX-MENのファイナルのタイトルは「ダーク・フェニックス」
つまり、「本人にも制御できないジーンのダークサイド」がヴィランとなって、X-MENが戦うわけで。
映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』本予告【最大の脅威】編
この初期メンバーの「X-MEN ファイナル・ディシジョン」でも、シリーズのファイナルとなる「ダーク・フェニックス」でも、カギを握るのはジーン・グレイなのだ。
ジーンはとても優しくて聡明な女性なので、フェニックスとなって攻撃的になる姿は観ていて切なくなってしまう。
本人にも、チャールズにもフェニックスを止められないというのが、ますます切なくなる。
そう思うと、この「ファイナル・ディシジョン」は、「ダーク・フェニックス」に直接つながる作品になっているんだなと思い、やっぱり見直して良かったなと思った。
「ダーク・フェニックス」公開まで、まだ時間があるけれど、6月がとても楽しみになってきた。
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「アイアン・スカイ」観た。笑っちゃうけど考えさせられる。世界中に潜伏するネオナチと核を放棄できない先進国
「アイアン・スカイ」をU-NEXTで観た。
一見、おバカ映画に見えつつも…@「アイアン・スカイ」
今年の7月にこの「アイアン・スカイ」の続編「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」が公開されることになって、その試写会に応募したんだけど、元ネタを観てなくて。
試写会に行けるかどうか分からないけど、とりあえず、この元ネタを観てみた。
まぁ、試写会に行けなくても劇場で観ればいいんだし。
しかし、これはいろいろと問題ありなトンデモ映画だったけど、面白かったなぁ。
第二次世界大戦で敗戦したナチスドイツの幹部たちは、その後、月の裏側に避難。
彼らはそこに潜み、いつしか逆襲する機会を虎視眈々と狙っていた。
それから長い時間が経ち、現在。
アメリカの大統領は、再選を狙って黒人を月へ送り込む。
「世界で初めて黒人を月に送った大統領」をスローガンに掲げるために…。
しかし、月探査チームはそこでナチスの秘密基地を見つけてしまう…。
そこから、地球の国連とナチスによる全面戦争へとつながっていく。
「月にナチス!?」と言われると、とても奇想天外なおバカ映画のニオイがプンプンしてしまうけど、それが、世界中で勢力を増しつつ潜伏するネオナチだと思うと、笑えなくなってくる。
表向きはおバカコメディだけど、その裏には、台頭するネオナチがいて、さらに、「核を放棄した」と言いながら、裏で保有を続ける先進国の「嘘」なども描かれていて、ブラックコメディ満載の作品になっていた。
そして、今年、7年ぶりに新作が公開されたワケだけれど、その間に、アメリカでは「白人優位主義」「アメリカ第一」のトランプ大統領が誕生している。
さて、さて、そのアメリカはどんな描かれ方をするのか。
今から続編が楽しみになってきた!!
続編の予告 ↓
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「ピカチュウ」観た。かわいいピカチュウだけでも一見の価値あり!
「名探偵 ピカチュウ」を映画館で観た。
かわいいピカチュウだけでも一見の価値あり!@「名探偵 ピカチュウ」
ピカチュウと少年ティムのバディムービー。
行方不明になってしまったティムのお父さんを、お父さんのパートナーであるピカチュウと一緒に探しにいく冒険物語。
正直な話、アニメもあまり観ないし、ゲームもあまりしない私はピカチュウのことをよく知らない。
その昔、ARを体験したくて「ポケモンGO」をやったことがあるぐらい。
それでも、知っているポケモンがちょいちょい出てて楽しめた。
それに、なんといってもモフモフでシワシワのピカチュウがかわいくて。
私も、こんなペットが欲しいわぁ~と思いながら観ていた。
映画「名探偵ピカチュウ」特別動画「What a Wonderful World」
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「名探偵 ピカチュウ」観た
— toe@とにかく映画が好きなんです (@pharmacy_toe) 2019年5月11日
ピカチュウと少年ティムのバディムービー
見た目はモフモフ、中身はオッさんのピカチュウが本当に可愛くて、あんなペットが欲しいわぁと思った
正直なとこ、ピカチュウってポケモンGOしか知らないけど、それでも知ってるポケモンがいろいろ出てきて、それだけでも楽しかった pic.twitter.com/D0rLdgLibu
いろんな個性的なポケモンが出てきてそれなりに楽しかったんだけど、肝心な人間にはあまり個性がなく、人間ドラマが楽しめなかったのが残念なところ。
これなら、人間はサブに回してポケモンをメインに描いた方が良かったんじゃないかなぁと思った。
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「アメリカン・アニマルズ」の試写会に行ってきた。実話を越えたリアルがそこにある…!?
「アメリカン・アニマルズ」の試写会に行ってきた。
実話を越えたリアルがそこにある @「アメリカン・アニマルズ」
4人の大学生が、図書館に貯蔵されている希少本の図鑑を盗み出すというというお話。
実話を元に描かれている。
そう説明すると、とてもありがちな映画のように聞こえてしまうけれど、この映画はよくある映画と一味違う。
実話を元に再現したドラマを中心に話は進んでいくが、その途中で、本人たちが登場し、その当時の心情を吐露するインタビューが合間に挟まれる。
すると、映画はドラマとインタビューが融合して、実話を越えたリアリティを映し出していく。
若い頃というのは、多くの人たちが無敵で無謀なものだ。
たとえば、カンフー映画を観れば、カンフーの達人になった気分になってしまうように、この映画の大学生たちは、「オーシャンズ11」を観て、自分たちにもできると思うようになり、実際に実行してしまう。
そんな彼らを観て、大学生ってどの国もそんなもんだよねぇ…と思いつつ、実際に行動してしまう彼らを観て「あちゃーーー」と思い、つい笑ってしまう。
しかし、次第に状況は笑えなくなっていく…。
彼らの無鉄砲な行動には、とても心が痛くなる切なさがある。
それは、私も彼らと同じように、無敵で無謀な若者時代を過ごしたからだ。
予告編はこちら
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#アメリカン・アニマルズ 試写
— toe@とにかく映画が好きなんです (@pharmacy_toe) May 10, 2019
若い頃は無敵で、なんでもうまくいくと思い込んでる
彼らにドキドキするのも、笑っちゃうのも、心が痛むのも、そんな彼らの若さのせい!
そこは誰もが通る道だから、その痛みが強く突き刺さる
現実を超えたリアルがそこにあった@FansVoiceJP pic.twitter.com/pBBIeQy2Fb
試写会は、映画上映の後にバート・レイトン監督(左)のトークショーがあった。
監督、ただ今映画秘宝編集長の岩田さんとトーク中🦅映画が終わった瞬間拍手が起こるのは嬉しいですね...😭✨ #アメリカン・アニマルズ #図書館強盗 pic.twitter.com/8qL8ikyKmu
— 『アメリカン・アニマルズ』公式 (@AnimalsMovieJp) May 10, 2019
そこには、現実を越えたリアルがある!
5月17日より公開なので、是非!
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「X-MEN2」を観た。6月のファイナルに向けて復習中
U-NEXTで「X-MEN2」を観た。
いつの時代もなくならない「偏見と差別」の物語
6月21日に公開される「X-MEN ダーク・フェニックス」に向けて、これまでのX-MENをおさらいしようと思って。
しかし、実際に観てみると、2003年に製作されたそうで、ヒュー・ジャックマンもハル・ベリーも若い!
このX-MEN第2弾は、息子がミュータントに生れてしまった政治家が「ミュータントなんか絶滅してしまえ!」と攻撃するお話だった。
さすがに、16年も時が経つと、かなり忘れていてビビる。
やっぱり、復習して正解だなぁと思う。
それにしても、こうして観てみると、いつの時代もこういうミュータントものとか、ヒーローものが描かれる背景には、「人と違う者は化け物」と考える人が多いんだなぁと思わずにはいられない。
「人とは違う者」→「理解できないから怖い」→「隔離、もしくは絶滅してしまえ」という考えが人間の根本にあって、その思い偏見とか、差別を生むんだなぁと思う。
X-MENは次回の「ダーク・フェニックス」で一旦のファイナルを迎えるらしいけれど、その後は、メンバーを一新して、MARVELのフェーズ4に合流する可能性もあるということなのかな。
そう思うと、ファイナルまでの復習は続けたいし、「ダーク・フェニックス」と「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は必見の作品になりそうだ。
映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』本予告【最大の脅威】編
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「ある少年の告白」を観た。同性愛を矯正して治すという施設の驚くべき実態。実話の映画化
「ある少年の告白」を観た。
同性愛者矯正施設の驚くべき実態 @ 「ある少年の告白」
アメリカに実在する同性愛者矯正施設の実態を映画化。
キリスト教の信者の中には、神が男と女を作ったけれど、同性愛者は作っておらず、悪魔によって異なるものにさせられてしまったと考える人たちがいる。
この映画の主人公であるジャレッドも、同性愛だと分かった時に牧師の父によって、その矯正施設に送り込まれる。
この施設のしている「矯正」があまりにも酷くて、本当に驚かされてしまった。
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「ある少年の告白」観た
— toe@とにかく映画が好きなんです (@pharmacy_toe) 2019年5月8日
同性愛者を「矯正する」施設の驚くべき実態を映画化
観ていてとても苦しかった
人に恋をすることは素晴らしいことなのに、なぜ「悪魔の仕業だ」と言って矯正しようとするのか
主人公を演じるルーカス・ヘッジズが素晴らしく、彼の困惑と葛藤に胸が締め付けられ涙した作品だった pic.twitter.com/yP8YWk4e2A
「人に恋をする」ということは素晴らしいことであって、
それは、両親にも、牧師にも、神ですら止めてはいけないことだと思った。
特に気になったのは、この施設の指導者たちが同性愛を「依存症の一種」のように考えていることだった。
人を好きになることは本能であり、自然なこと。
依存症は心の病である。
そこを同じレベルで考えていることに強い違和感を感じたし、彼らの考え方が根本から間違っていると思ったところでもあった。
主人公のジャレッドを演じたルーカス・ヘッジズがまた本当に素晴らしいので、ぜひ、多くの人に観て欲しい作品。
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「芳華 youth」を観た。文革から冷戦の中で国のために人生を捧げた若者たちに号泣した
「芳華 youth」を観た。
どの時代も、どこの国でも、青春を謳歌する若者たちの姿は変わらない
1970年代、中国の文革から冷戦という時代の流れの中で、最も若くて美しい時期を国のために捧げた若者たちの物語。
映画を観る前は、文革の頃の若者たちっていうと、とても厳しい生活の中で、私たちとはかけ離れた生活をしているんだろうなぁと想像していた。
しかし、この映画を観てみると、もちろん、生活に制限はあるけれど、その中で彼らは彼らなりに青春を謳歌していたことが分かる。
普通に恋をしたり、人を傷つけてしまったり、傷つけられたりしたり。
その中身は、民主主義の中で生きてきた私たちと大差ない。
でも、そんな彼らだからこそ、強制的に戦争に行かされ、そこで苦しむ姿に、とても共感したし、同情したし、号泣してしまった。
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「芳華 youth」観た
— toe@とにかく映画が好きなんです (@pharmacy_toe) May 7, 2019
1970年代の中国で文革から冷戦という時代の流れの中で国のために人生を捧げた若者たちを描く
そんな彼らは人生の最も美しい時を犠牲にしているけれど、恋をしたり、傷ついたりしながら成長していく姿は民主主義に生きる私たちと大差ない
だからこそ彼らに共感し号泣した作品だった pic.twitter.com/ilHZp5epMf
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