「アイアン・スカイ」観た。笑っちゃうけど考えさせられる。世界中に潜伏するネオナチと核を放棄できない先進国
「アイアン・スカイ」をU-NEXTで観た。
一見、おバカ映画に見えつつも…@「アイアン・スカイ」
今年の7月にこの「アイアン・スカイ」の続編「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲」が公開されることになって、その試写会に応募したんだけど、元ネタを観てなくて。
試写会に行けるかどうか分からないけど、とりあえず、この元ネタを観てみた。
まぁ、試写会に行けなくても劇場で観ればいいんだし。
しかし、これはいろいろと問題ありなトンデモ映画だったけど、面白かったなぁ。
第二次世界大戦で敗戦したナチスドイツの幹部たちは、その後、月の裏側に避難。
彼らはそこに潜み、いつしか逆襲する機会を虎視眈々と狙っていた。
それから長い時間が経ち、現在。
アメリカの大統領は、再選を狙って黒人を月へ送り込む。
「世界で初めて黒人を月に送った大統領」をスローガンに掲げるために…。
しかし、月探査チームはそこでナチスの秘密基地を見つけてしまう…。
そこから、地球の国連とナチスによる全面戦争へとつながっていく。
「月にナチス!?」と言われると、とても奇想天外なおバカ映画のニオイがプンプンしてしまうけど、それが、世界中で勢力を増しつつ潜伏するネオナチだと思うと、笑えなくなってくる。
表向きはおバカコメディだけど、その裏には、台頭するネオナチがいて、さらに、「核を放棄した」と言いながら、裏で保有を続ける先進国の「嘘」なども描かれていて、ブラックコメディ満載の作品になっていた。
そして、今年、7年ぶりに新作が公開されたワケだけれど、その間に、アメリカでは「白人優位主義」「アメリカ第一」のトランプ大統領が誕生している。
さて、さて、そのアメリカはどんな描かれ方をするのか。
今から続編が楽しみになってきた!!
続編の予告 ↓
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