「天国でまた会おう」戦争によって富める者と、犠牲になる者。その間にある不条理を描く
今日は日比谷シャンテで「天国でまた会おう」を観てきた。
戦争によって富める者への犠牲者からの逆襲 @ 天国でまた会おう
昨年、フランス映画祭で観て、もう一度、ちゃんと観たいなぁと思っていたところ、↓ のムビチケが当たったので、観に行ってきた。
主人公のエドゥアールは、第一世界大戦で顔に大きな傷を負ってしまう。
戦後は、ある壮大な詐欺をしかけ、友人アルベールは、その手助けをする…。
この映画が、その顔に大きな傷を負ったエドゥアールを主人公にして訴えるのは、戦争で身体が不自由になってしまった人たちへの思い。
アルベールは、顔の治療から依存症になってしまったエドゥアールのために、モルヒネを調達するのだが、その調達先は、エドゥアールと同じく、戦争で身体不自由になってしまって、苦しい思いをしている人たち。
彼らは、身体が不自由になってしまったことで、仕事をすることもできず、路上での生活を強いられる。
その上、互いに物を奪い合うような生活をしているのだ。
その一方で、戦争で富を得た人々や、戦地で多くの人々を無駄に死なせた上官は、豪邸で贅沢な暮らしをしている。
この映画は、その両者の間にある不条理を浮かび上がらせている。
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「天国でまた会おう」観た
— toe@とにかく映画が好きなんです (@pharmacy_toe) 2019年3月8日
戦争で富を得た者と、全てを失ってしまった者
そこにある不条理から生まれる壮大なる詐欺事件
主人公はそこに一世一代の復讐を仕掛ける
今回は2回目だけど、何度観ても切なくて胸が締め付けられる作品だった
美術や衣装が美しいのもとても印象的https://t.co/Z2kQYC2IBG pic.twitter.com/g7CFod1QhQ
この世から戦争の犠牲者をなくすためにも、多くの人たちに観て欲しい作品。
戦争をしたいなら、戦争をすると決めた人間が、最前線に行って銃を構えればいいんだ。
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