「幸福なラザロ」世知辛い世の中に舞い降りた天使ラザロが観たものとは
映画「幸福なラザロ」の試写会に行ってきた。
搾取する者と搾取される者の世知辛い世の中で、幸せな暮らしはどこにあるのか
かつて、イタリアの田舎町は、大地主が農家から収穫物を搾取する小作制度を行っていた。
1980年代にその制度が廃止されるが、その当時、地主は農民たちに制度が廃止になったことを伝えず、搾取し続けるという事件が起きた。
この映画は、その事件に着想を得た作品で、搾取する者と、搾取される者いて、その間に純粋無垢な青年ラザロが登場する。
ラザロは、天使のような人だ。
怒らず、求めず、困った友人のためなら自分の命すらも投げ出してしまう。
現在の世知辛い世の中に、間違って入ってきてしまったラザロを観ていると、天使のようなラザロにとって、この世はとても生きづらい世界だということが分かる。
そんなピュアなラザロが生きづらい世の中で、幸せな暮らしはどこにあるというのか。
そんなことを考えた映画だった。
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「 #幸福なラザロ 」試写
— toe@とにかく映画が好きなんです (@pharmacy_toe) 2019年4月3日
何より驚いたのは「何もしない」ラザロのキャラクターだった
怒らず、求めず、困っている友人のためなら命も差し出してしまう
この世知辛い世の中に、間違って入ってきてしまった天使のようなラザロを観ながら「幸せな暮らしはどこにあるのか」と考えてしまった@FansVoiceJP pic.twitter.com/HsMO1mgdxp
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