「マックイーン モードの反逆児」成功した芸術家の苦悩と孤独を描いたドキュメンタリー映画
「マックイーン モードの反逆児」の試写会に行ってきた。
「今、本当に作りたいもの」にこだわった唯一無二のデザイナー
絵を描いたり、歌を歌ったりするアーティストという人は、自分の内面にあるものを表現して初めて、人の心に届き、琴線に触れることができる。
この映画「マックイーン モードの反逆児」は、40歳で自ら命を絶ってしまったファッションデザイナー アレクサンダー・マックイーンの奇跡を追ったドキュメンタリー作品だった。
世界でトップクラスのデザイナーであるマックイーンは、常に自分の心に問いかけ「今、一番表現したいこと」をファッションで表現するデザイナーだった。
これまで、ファッションデザイナーがアーティストだという認識はなかったのだけれど、そんなマックイーンの姿を見て、明らかにデザイナーは芸術家だと思った。
しかし、そんな彼が心を削って作品を作っていく姿を見ているだけで涙が止まらなかった。
それ程まで追い詰めなくても…と思ってしまうのだが、だからこそ、彼は「マックイーン」なのだ。
そして、そんな自分の内面を表現したマックイーンは、唯一無二の存在として評価され、デザイナーとして成功を手にするのだけれど、「唯一無二」ということは、裏返せば「孤高」ということであって、誰にも理解されないということでもある。
その孤独が、また、強く心を打つ作品でもあった。
音楽は、「ピアノ・レッスン」で知られるマイケル・ナイマンが担当。
その美しい音楽が、切なさを際立たせて、さらに泣けてしまう作品だった。
公開は4月5日より。
ファッション業界に詳しくなくても、あるデザイナーの人間ドラマとして楽しめる作品になっているので、興味のある方は是非。
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「 #マックイーンモードの反逆児 」試写
— toe@とにかく映画が好きなんです (@pharmacy_toe) 2019年3月20日
デザイナー マックイーンの人生は想像を超える濃厚さだった
特に後半、自身の心を削って作品を生み出していく姿には涙が止まらなかった
彼は唯一無二だからこそ成功したけど、それは孤高でもあって、誰にも理解されない孤独に胸を締め付けられた@FansVoiceJP pic.twitter.com/nloBCx0z5P
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