「KONMARI ~人生がときめく片づけの魔法~」家にも、物にも、人にも感謝する。こんまりを成功に導いたポジティブな波動
「KONMARI ~人生がときめく片づけの魔法~」をNetflixで完走した。
コンマリを成功に導いた「感謝」の気持ち
10組の片づけられない人々をコンマリが訪問し、片づけ方法を指南するという番組。
この番組はアメリカでヒットし、リサイクルショップに列ができ、「Spark Joy(トキメキ)」という言葉が流行した。
今では、「こんまりはアメリカで最も有名な人」の一人だ。
こんまりがアメリカに行く前に、彼女の著作は読んでいたので、彼女の片づけ方法については、特に真新しさは感じなかったけれど、アメリカでも「ときめき」という彼女のウリを貫き、それがアメリカでもウケていることに驚いた。
私はこの番組を観て、そんな「トキメキ」よりも、彼女の「感謝」が印象に残った。
まず、初めて家を訪問した時に、「家に対して初めましての挨拶」を感謝の気持ちを込めて行う。
実際に片づけを始めて、トキメキがない物を捨てる時は、「今まで楽しませてくれてありがとう」と感謝の気持ちを込めて捨てる。
その相手が、家だろうと、物だろうと、人だろうと、常に「感謝の気持ち」を忘れないのだ。
そんな彼女のポジティブなバイブスが相手にも伝わり、片付けが終わった時には、彼らはこんまりに感謝し「片付けを教えてくれてありがとう。あなたのおかげで人生が変わりました」と、感謝の言葉で終わるのだ。
もちろん、それはテレビあってこその発言かもしれないけれど、「こんまり流に片づけをしたら、本当に人生が変わるかも…」と思えてしまう番組なのだ。
だからこそ、この番組はアメリカでヒットしたに違いないと思う。
どんな人でも、感謝をされたら悪い気はしない。
だからこそ、常に目の前にいる人に感謝の気持ちを伝えれば、ハッピーな気持ちは伝染する。
そうして、「日本の片づけオタクのこんまり」が、アメリカで成功したんだろうと思う。
このシリーズは、片づけられない人にももちろんおススメ。だけど、成功したい人にもおススメ。
こんまりの「感謝」に成功の秘訣があるんだと思った。
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