「金子文子と朴烈(パクヨル)」観た。関東大震災の騒乱に利用された二人の愛の姿を映画化した韓国映画
「金子文子と朴烈(パクヨル)」を観た。
二度と同じ過ちを繰り返さないために何をすべきなのか
関東大震災の騒乱に乗じて虐殺された朝鮮人と、その火消しに利用された朴烈(パクヨル)の物語。
正直な話をすれば、関東大震災当時に、朝鮮人が井戸に毒を入れたというデマを流したという話は聞いたことがあったものの、朴烈と金子文子の話は聞いたことがなかった。
それは私が勉強不足なせいもあるけれど、都合が悪い人たちによって歴史から消されたということもあったのだろう。
なので、彼らの気の毒で理不尽な人生に驚きつつ、しかし、そんな人生の中でも決して信念を負けずに愛を貫くその姿は、凛として輝いていた。
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「金子文子と朴烈(パクヨル)」観た
— toe@とにかく映画が好きなんです (@pharmacy_toe) 2019年4月24日
関東大震災の騒乱に乗じた虐殺と、その火消しに利用された二人の物語
同じ過ちを繰り返さないために、私たちは互いの違いを知り認め合うべきだが、それが簡単なようで難しいからこそ、彼らの愛が私たちに必要なのだ
どんな時も信念を貫き通す彼らの強い愛に泣いた pic.twitter.com/l63RRow1eh
この映画を知って大事なのは、同じ過ちを二度と繰り返さないこと。
そのために、私たちがすべきなのは、互いの違いを受け入れつつ、認め合うことだと思った。
そして、この映画が韓国映画なのにも関わらず、一方的に「反日的」にはなっておらず、彼らに理解を示し、手を差し伸べた日本人がいたこともちゃんと描かれていたことに、ありがたいと思い、ほっとした。
朴烈は独立運動をしていた活動家ではあったけれど、日本人や、日本人の考えていることには興味を示していた。
だからこそ、互いの理解が必要だったと思うのだ。
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